三陸海岸と聞いて思い出すのはリアス式海岸と宮古・釜石・気仙沼といった港だろう。何があるのかどんなところなのかまったくわからず、細い道が延々と続く裏寂しい曲がりくねった道を想像して出かけたのだが、まず道がきれいなのにはびっくりし、想像してはいたのだが食べ物(水産物)がいいこと、一番驚いたのは温泉が少ないことで、今回のツーリングは風呂に難儀したツーリングでもあった。 |
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![]() ![]() 朝5時に出発して外環道に入るところですでに渋滞情報30km、先が思いやられる。ネットで調べた予想通り東北道は渋滞なのでここは迂回路の常磐道から行くことにする。 しかし常磐道もこの交通量の多さ、少しびっくりするもほぼ渋滞にならずに磐越道を通り9時には郡山から東北道に入る。 東北道への合流では渋滞していたが、すぐに安達太良山の雪景色が目に入る。 |
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![]() ![]() 蔵王を過ぎ、仙台手前から渋滞が断続的に続く。5月には2回ほど東北にきているがこんなに大きな渋滞は初めてだ、やはりETC割引の影響大だ。 仙台を過ぎるとちょうど桜の季節みたいだ、萌黄いろと桜色が美しい。 盛岡手前の柴波パーキング、渋滞疲れしたのか結構な台数のバイクが休憩をとっていた。びっくりしたのは鹿児島ナンバー、割と年齢を召した方だが38時間もかかったとか、GSが多いのも目に付いた、やはり長距離向けだわ。 |
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![]() ![]() 盛岡からは岩手山が見える、単独峰の円錐状火山は岩手富士ともいわれるらしい。盛岡を過ぎたあたりから一気に快調になる、多かった車もいきなり減る。 八幡平も訪れてみたいところだが今回はパスし八戸を目指す。 八戸手前の福地パーキングで休憩。八戸自動車道に入ってからはますます車が減り寂しいばかりだ。 |
やっとのことで八戸インターを通過する。3時過ぎだ、予定では1時半ごろには通過していなければいけないのだが渋滞の影響が大きいのだろう。八戸は思ったより小さな町だった、早速通りのスーパーを探し食料を調達するが想像していたような魚介類にはめぐり合えなかった。![]() 葦毛先展望台 種差海岸の様子が見える。海岸沿いの天然の芝生が名所となっているらしくさすがにきれいだ。 |
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![]() 鮫角灯台 |
![]() ちょうど葦毛先展望台横の丘の上にある。 |
![]() 灯台の横のタイヘイ牧場、馬を育てている。 |
![]() 八戸線の汽車、ローカルなところがいい。 |
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![]() きれいな海岸に沿って走ると広い砂浜にでた。間違って漁港のほうへ、Uターンしようとしたとき立ちゴケ、やはり一人では起きません。難儀しているとカップルの男性が助けに来てくれました。よかった!! |
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まるでゴルフ場のような種差海岸、自然のアンジュレーションが生み出す景色はたおやかで気持ちが落ち着く。その中にキャンプ場があるのだからすばらしい。![]() ひろーい芝生の一部かキャンプ場に、キャンプを申し込みに行くと季節外だから無料でいいと、その上バイクならバリケードの間を通れるなら入ってもいいよといわれたが無理そうなのでやめました。駐車場は道の向こうだしキャンプ場まで結構あるので盗難やいたずらが少し不安だ、しかしこのロケーションは捨てがたく到着が4時を回ってしまったので今日はここに決定。 |
![]() ![]() テントを張り、暗くならないうちに温泉に、金吹沢温泉はキャンプ場から10分程度でいけるのがうれしいが、とってもローカルな地元の人しか行かないような温泉だった。露天風呂はないがガラス張りの浴槽からは庭園になっている池が見える。 種差キャンプ場は海水浴場が近いので夏には混雑しそうなところだが今日は僕のほかに東北の人だろうか4人組みがキャンプに来ていただけだった。キャンプ場といっても区切りがあるわけでもなく、丘の頂上あたりから左はテントを張ってもよいというだけなので、観光客もキャンプ場を朝の早い時間から散策に来る。今日の走行距離は756q朝五時から走り続けたので疲れてしまい9時前にはぐっすり寝ていた。 |
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左半分、ちょうどテントから左分がキャンプ場だ。昨日は知らなかったが荷物を運ぶ一輪車があるではないか。 |
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昨日の早寝のため4時過ぎに目覚め6時には出発だ。薄曇なのが残念。 |
![]() 海岸沿いの道も整備されていて、国道は歩道も有もっと走りやすい。 |
![]() 久慈の漁港。日曜市は残念ながら10時からということでした。 |
![]() 久慈の漁港を過ぎるといきなり綺麗な磯の道となる。 |
![]() そこらあたりに貝・うにの捕獲禁止の看板が。 |
![]() 道は急に狭くなる。 |
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海女センターまでは海岸沿いのこのような道だがそこからはいきなり山越え。 |
![]() 峠のこちらは砂浜。海女センターで折り返してもよいかも。 |
![]() 快適な45号線 |
![]() 譜代浜のキャンプ場、バイクも乗り入れ可能なようだ。 |
![]() 建設中の三陸鉄道新線? |
![]() 河口には津波よけ?の巨大な堤防があった。 |
![]() 陸中海岸シーサイドラインの入り口は急勾配で登りだす。 |
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シーサイドラインのスタートは陸中海岸の断崖の上まで一機に高度を上げるためのワインディングで、都会にあればバイクに占領されるか、車に占領されるかどちらかだと思うほど気持ちがよい、ところどころから見える海もきれいだ。 |
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国道に入り釜石に向かう。釜石市外に入るが、なにやら町の中心?にえらい大きな緑の屋根の建物がある。驚いたことに町の中心に製鉄所があるのだ、市街地をぐるっと回ってわかったのだがまさしく製鉄所の周りに町ができている。市街地の一番よい場所は製鉄所でその周りにへばりつくように町がある。町に製鉄所を作ったのではなく製鉄所の周りに町ができたのだろう。 釜石を出て県道に入ってみるがたいしたこともなく遠回りしてだけのような道で国道に戻る。三陸にはところどころ三陸道ができておりそこが今は無料開放しているので走りやすい。 |
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碁石海岸の雷岩。岩に穴が開いていて波が来ると”ドーン”という音がする。 碁石海岸の奇岩より鯔が崎のほうが景観がよいように思えるが、やはり寄り付きのよさと言うか足のよさが観光としては重要なのだろうと感じた。 |
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![]() 碁石岬灯台。 |
![]() 碁石海岸周辺は公園になっている。今回もイベントが開かれていた。 |
![]() 巨釜 半蔵と対の景観地大理石が侵食された海岸。 |
![]() 水が湧いているといわれる場所。 |
![]() 左が巨釜 右が半蔵。 |
![]() 半蔵の大理石が侵食された海岸。 |
![]() 半蔵からも巨釜の折石が見える。 |
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![]() 気仙沼港 マグロ遠洋漁業の水揚げが盛んな漁港。 |
![]() 海の市で夕食の食材を買い込む。すごい人でだった。 |
![]() さすが連休、渋滞の中南三陸へ向かう。 |
![]() なまこ壁というのかすばらしい建物が沿道にあった。 |
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神割崎キャンプ場 今日の走行距離は242km![]() オートキャンプ場でもないのに車もサイトに乗り入れ可能、サイトは綺麗な芝生、第一から第三まである広いしせつだががびっくりするぐらいにぎわっていた。しかし近所に温泉は無くそこが残念だ、今夜はキャンプ場のシャワーで我慢。 |
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![]() 神割崎。真っ二つに割れた・・・鯔が崎の方がすごい? |
![]() ![]() 第二キャンプ場。 |
![]() 北上川の河口付近 葦で有名な景色らしい。綺麗だなとは思ったが有名だとは知らなかった。 |
![]() 女川の漁港。せっかくだから実家にキンキを4匹とホタテを8枚送るが、安いのにはびっくり。 |
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コバルトラインに入ると女川湾が一望できる展望台にでる。 |
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![]() 緩やかなコーナーの多いコバルトラインは、半島の尾根を走っている感じがよくわかり所々で海岸線が見える。交通量が少なく走りやすい道だった。 |
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牡鹿半島の先端近くにある御番所公園。左には鹿で有名な金鹿山がみえる。 |
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展望台周りは芝生になっていてゆっくり休憩できる。 |
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右には石巻方面の入り組んだ海岸線。 |
![]() ホエールランドの捕鯨船より ![]() ![]() 鯨漁が遠洋漁業になってからは船も母船を中心にする船団に変わっていき、このような捕鯨船は使われなくなったようだ。 |
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![]() 石巻の漁港 日本一長い市場と岸壁 |
![]() 石巻の蛇の目寿司で昼ごはんを食べる。 |
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嵯峨渓 日本三台渓のひとつらしいが、渓とは谷のことだと思うのだがここは海なのだがいかに。三台渓は猊鼻渓・耶馬渓だが双方とも川だ。結構歩いてきたのだがそれほど感激するでもなかった。 |
![]() 奥松島の大高森展望台より見る。さすがに歌に歌われるだけありいい眺めだ。 |
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奥松島の海岸と右には砂浜の野蒜海岸対照的だ。 |
![]() 振り返ると遠方に嵯峨渓が。 |
![]() 奥松島を後にして大混雑の三陸自動車道を走る。 |
食料を調達に利府塩竈まで走り、森郷のキャンプ場に行ってみたが予約なしでは入れそうもない。高速で戻り松島町野外活動センターへ、本日の走行229kmでした。![]() ![]() 本当はキャンプサイトがあるのだがこの広い敷地のどこでキャンプをしても500円。近くに公営の温泉もあり便利。 ![]() |
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最終日は東京に向かって走るのみ、天気も怪しいのでさっさと撤収し出発する。仙台で霧に突入し少し湿ったがその後雨に降られることもなく帰京。家の手前からぽつぽつと降り出す、もう少し持ってくれとおもいつつバイクから荷物を降ろして家に入ったとたん本降りに。ああたすかった。 |
行ってみたかった三陸海岸だが見るものもそんないないし温泉がないのにはまいった。ただ食べるものはすごくいい、蟹こそないがホタテも牡蠣もウニも北海道に引けを取らないのには驚いた。もう一度行くか?と聞かれたらすぐに返答はできないだろう。 |