Hoan Su PhiからVu Linhへ
Ha Gianからの戻りは、そのまま走っても面白くない。せめてHa Noiにつく一日前までは冒険でありたい。そこで今回はThac Ba湖のほとりに一泊して戻る。湖に沈んだ山がぽつぽつと見えるのは、どんな景色なのか楽しみだ。
   



図らずしてVinh Quangの街に泊まることになったのだが、ベトナムの田舎町というだけであった。今回来なかったらわざわざ見に来ることになっていたのかもしれないので良しとしよう。今日の天気予報は雨だ。できることならいや是非ともLodgeのある村までの悪路は、雨に降られたくないと願いながらスタート



大型車両が砂ぼこりを上げて爆走。後ろにバイクや車が付いても譲る気配なし。抜けるものなら抜いてみろがほとんどなのだが、この黄色いトラックはさっさと道を開けてくれた。良い運転手もいるのですね。



砂ぼこりの道を45分、本当に泊まりたかったHoan Su Phi Lodgeへの分岐Tan Xa Phinへ。
 



大雨の影響と、無理して車が走るためところどころインコーナーがボロボロに崩れ50cmもの段差ができている道を下ってゆく。



昨日引き返したところから100mの位置に、ロッジの案内があった。ガックシ!眺めの良い素晴らしいロッジには泊まり損ねるし予約金1,400,000VNDは帰ってこないし名残惜しので近くの食堂で朝ごはん。店主に昨日の訳を話すと相当笑われた。
 


あの橋の向こう100mにあの雲の中に入ってゆく道があり、後3.5kmあたりにホテルはあったのだ。



朝食後Vu Linhに向かって出発、ここまで1時間15分、順調な滑り出しだ。ナビを見るとそっちに進むの?という方向、しかしナビ通りに進む。水牛の良い景色が、なんだか向こうの山沿いに下りてきたのでは?一抹の不安のまま進む。高度は上がる一方?ちょっと待て下がるはずなのに。おかしい怪しいと思っていたら間違ていました。昨日の悪路DT177に出てしまった。悪路は嫌なので引き返すが、ロスタイム40分。
 



天は我を見捨てなかった。こちらの道はVery Goodですな。快適快適。
 


道路も傷んでいないし交通量も少ない。景色もなかなか。その分休憩する場所もありません。
 


Quang BinhのTan Trinhが見えてきた。Hoa Su Phi Lodgeの村からここまで1時間、この道は早いぞ。QL279に入りふと見ると、初めてHa Giangに向かった時に見た変電所だ。あの時はこの先には何があるのだろうか、すごいところだろうけど絶対に行くことはないと思っていた。今回はそんなところから降りてきたのだ。
 



Quang BinhのYen Trungまで30分、コーヒータイムのあとDT183号へ。ここからは山道もなく平坦な田舎道だが、この道も交通量が少なく良いぞ。
   



DT183からDT152へ。工事中に突入大きな砕石だけは勘弁してくれ恐ろしくて仕方がない。Luc YenのYen Thinhで昼食12:30分。Lodgeから約3時間。Hoan Su PhiLodgeへ一泊二日でと考えていたが難しそうだ。
 



湖の周りの道に入る。道は狭いがしっかり舗装してあり車もいないので安心だ。
 


湖に沈んだ山でしょうか
 

女の人も上棟の手伝い?

湖沿いの左へ

二つ目のつり橋
   



Lodgeの近くまで来たのだが、その先は細いダートになっている。よくわからないので宿に聞くとダートのほうへ進めと。進んでみるとなんじゃこりゃ!あの船に乗れというが?
@教習所の一本橋まがいのこの道を降りるのは危険。
A果たしてあの船に乗れるのか不安
という事でバイクを置いてゆくことにした。
 




この船にバイクは怖いよね、もしバランスを崩したら揺れる船ではリカバリー不可能だし、スタンドは出せないし。その上対岸はこの坂を上がり、この道を進むのは無理。宿のバイクに乗せてもらい進むと宿の犬が先導してくれる。
 

Lavie Vu Linhに到着。とっても静かです。
   



昨日のハードな状況から、やっとほっとすることができた。しかも今日の宿泊客はほかにいないので余計にしずか。
   


大きな湖なのに風波もなく本当に静か
 






あぜ道みたいなのを走り、人力の船に乗りバイクの場所へ。最終日バイクもほとんどナンバープレートも見えない状況だ。
 



前の大型トラックどうしても抜かれるのがいやなのか譲ろうなどどいう気は全くない。隙を見つけて抜き去るしかないのだが、この国ではまだまだ譲り合うという人は少ない。
   

Phu Thoで休憩

Phu Thoのバイパスまるで高速道路

Hong川を渡るとハノイ

最期にバイク2台乗せ、Ha Noiだ。

Hoan Su Phi Lodgeには、行ってみたいが果たしてこの距離を走るのか?また、通り道でもないHa Giang往復にわざわざ立ち寄るのか?よほどのことがあれば行ってみるかもしれないが、今回で良しとする。Lavie Vu Linhは、静かでよいが楽しい往復の経路を見つけれるのかが問題だ。