Du Gia
Du Giaの辺境を探索する。Du Gia の渓谷沿いに川を下り一旦Mau Due側に出て再び山を越えてDu Giaの渓谷に出てくるつもりだったのだが、ごらんのとおり幻のコースとなった。



Du Giaにはレンタルバイクがないことが判りDu Gia探索の予定が立たなくなったところ、ホテルのオーナーがバイクを貸してくれることとなり気持ちが良い朝を迎えることが出来た。




すっきり晴れとはいかないが昨日の雨も上がった。Du Giaの渓谷沿いの道は登っているが谷は下っているのだ。カルストには山を貫通する地下河川が多く見た目の地形からは川の上下が判り難い。





舗装路だとばかり思っていた谷に下る道まで来ると、全くの未舗装道路だった。そのうえダム工事で道が荒れているので走りにくい。小さなバイクを借りれて本当に良かった。
 


谷底まで下りてくるといつも目の前に見る断崖を見上げることになる、迫力ある景色だ。
 




つり橋を渡ると道は細くなる、あまり人がいないのか?
 





しばらく行くと集落に出る。道は未舗装のガレ場だが景色は良い。
 





丘を越えた向こうは柔らかい景色の耕作地に舗装路だ 集落を抜けいよいよ山越え。行けそうだ! そんなに甘くはありませんでした。敗退
 




山越えをあきらめたので川に降りてみると川の向こうに道が続いていて渡れそうな気がする。深さが心配なので見ていると、人が渡ってくるし牛もわたってくるので浅いところなら大丈夫そうだと挑戦してみた。 川底の石の為か苔の為かわからないが滑りまくり。
 




戻る。行くはずだった山越えの地点に向かう。
 





まあるい耕作地を通り谷底を戻る。牛に曳かせる鋤を担ぐ人、牛はずっと前を歩いている。
   





つり橋を渡り、九十九折を登ると白い断崖が目の高さに見えてくる。
   




DT176まで戻ってきたら昼頃だったのでユネスコの看板があるLa la Landで休憩。ヨーロッパ人がいっぱい。
   






Lung Hoの街を見下ろすところから渓谷に入る。何度もここを通っているがこの道に入ろうとは想像もしなかった。慣れとは怖いものだ。
   




午前中に走った渓谷の底部が見えてきた、結構な高さだ。あの谷底から向こうの山の鞍部を越え山の向こうをぐるっと回ってこの先に出てくるのが当初の計画だった。 山側には巨大な斜面、そこを走る道。広大な崩落地を横切る道に見えてくる。 斜面を突き進むと道が細くなった。引き返そうかと躊躇しているとバイクがやってきたので進むことにする。
   



細い道はどんどん登る、そして現れたのはまたしても山腹を走る長い廊下のような道。
   





対向車に逢うこともなく進むと三差路に出たので、登ってゆくであろう左に進むと、すごい尾根の上でその先は民家になっていたので引き返す。 引き返して見ると、ローカの部分から凄く細い部分に居ることに気づく。
しかしこんなところに住むか?
     



三差路の左に行くと、とんでもない景色が現れた。ひえ〜ここを登ってこようと計画していたのだ!!Mau Dueから見える白い崖の横(昨日の赤矢印)に出ていたのだ。
景色を撮ろうとしていると木を引きずって上がってくるバイクが現れた、どうやってコーナーを曲がっているのか?
景色にもバイクにも驚かされた場所だった。
 



引き返す。降りてゆくのに躊躇するようなところや、こんな場所どうやって見つけたのかと不思議に思う場所。昔の人は土を探して旅をしたのだろうかと想像する。
 





広大な斜面をDT176に向かう。木がほどんどないカルストの斜面は見通しが良く広大さがさらに感じる。
 


Du Giaの渓谷も凄いのは確かなのだけれど、優しくかわいく見えてしまう。
 




夕食は、町?に繰り出す。味付けが良いの春巻きと野菜炒めがおいしかった。

チャンスがあれば小さなオフロードバイクでローカルロードを2,3日探索してみたい。